店頭の看板や暖簾に「チャーハンのおいしいお店」を掲げている中華屋さん「東竜(ひがしりゅう)新橋店」
これは期待大。ワクワクしながら店内へ。
あれ?お昼時なんだけど、客が一人もいない。少し嫌な予感がしてきた。
メニューを見てみると、
炒飯(800円)
海老炒飯(950円)
麻辣(マーラー)炒飯(930円)
肉炒飯(930円)
となかなか強気の値段。
それに、チャーハンメニューだけ写真付きPOPまで掲示されている。相当の自信アリと見た。
さらに驚いたのが、「巷の逆を行く醤油風味のしっとり系!パラパラだけが炒飯ではございません!!」とびっくりマークがたくさん付いたPOPまで張り出されている。
そうなんだよね、パラパラだけが美味しいチャーハンとは限らない。味が不味かったり、お米の水分が抜けきってパサパサだったり、焦げの風味がキツかったりして、パラパラでも不味いチャーハンならいくらでも出会ったことがある。
頭の中で、ふわふわふっくらチャーハンをイメージしつつ、「海老炒飯」を注文した。わくわく。
なんじゃこりゃ。
「しっとり」を完全に通り越して「べっちゃり」している。
炊飯時に2合を3合の水で炊いてしまった時の失敗ご飯で作ったようなベチャベチャ感。レンゲでご飯をすくうと、まるでもち米のようにねっとりまとわり付く感覚。そしてレンゲにまとわり付く塊・・・。
こういうチャーハンのタイプが好きな人には申し訳ないが、これはチャーハンでは無い。おこわチャーハンだ。
醤油風味? 香ばしい香りはしない。味付けも薄味で。海老は写真のイメージ通りで無味。
常にねっちゃりとしていて、ただただ食べるのが苦痛で途中ギブアップ。ごめんなさい。
ここは、セットメニューにあるラーメンセットのミニチャーハンでもおすすめできない。多分炒め方の問題では無いと思う。
帰り際、「当店ではコシヒカリを使っています。」というPOPを見た。
水分量が多く粘り気があり、ふっくらもっちりとしたご飯でチャーハンは難しいんじゃないかと思う。だけど、ご飯そのものの味は美味しいので、ご飯1粒1粒ふっくらさせつつ、パラッと炒めることが出来る腕がある料理人が作ればきっと素晴らしいチャーハンになるはず。そんなチャーハンに出会うために今日も明日もチャーハンを食べ歩く笑
評価(参考):1
東竜(ひがしりゅう)新橋店港区西新橋1-19-14
03-3502-0618
営業時間:[月~金・土]ランチ:11:00〜15:00、ディナー:17:30〜22:00
定休日:毎週日曜日、祝日